不動産投資を始めたいと思ったとき、真っ先に頼りになるのが「本」です。
ネットには膨大な情報があふれていますが、体系立てて学べるのはやはり良書。
特に、実際に投資をしている大家や投資家が著した本は、経験談や失敗談も盛り込まれており、実務に直結する知恵を得られます。
今回は、不動産投資家たちが実際に役立ったと答えたおすすめの本をランキング形式で紹介します。
第1位|[最新版]まずはアパート一棟、買いなさい!(石原 博光)
石原博光氏の代表作であり、累計9万部を突破した不動産投資の定番書。
タイトルからしてインパクトがありますが、その背景には「区分マンション投資より、一棟アパートのほうがキャッシュフローを得やすい」という著者の戦略思想があります。
深掘りポイント
- 少額資金で始められる具体策
頭金300万円程度でも金融機関から融資を受け、一棟アパートを購入できる可能性があると解説。 - 区分と一棟の違い
区分マンションは管理が楽だが、キャッシュフローは薄い。
一方で一棟アパートは規模が大きく収入源が複数戸に分散されるため安定感がある。 - 管理はプロに任せる発想
オーナーが全てを抱え込むのではなく、信頼できる管理会社を探して業務を委託することの重要性を強調。 - 初心者にありがちな失敗例も紹介
表面利回りだけで飛びつく、修繕費を見誤る、家賃下落を考慮しない——これらを避ける方法も学べる。

私自身もこの本で「区分マンションから入るより、一棟アパートで一気にスケールした方が資産形成は早い」という視点を得ました。管理を外部委託する発想も、時間を有効活用する上で大きなヒントになりました。
第2位|改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
世界的ベストセラーで、不動産投資の「マインドセット本」としても広く読まれている一冊。
20年以上経っても古びないのは、単なる手法ではなく「資産と負債の違い」という普遍的な原理を説いているからです。
ポイント
- 資産=お金を生むもの、負債=お金を奪うもの
マイホームは負債、賃貸用不動産は資産という定義が衝撃を与えた。 - キャッシュフロー思考
資産は値上がり益を狙うのではなく、毎月の収益を生み続けることが大事。インカムゲイン重視の姿勢が、不動産投資の本質と重なる。 - レバレッジ活用の重要性
借金を悪とせず、他人資本(OPM)で資産を増やす仕組みを肯定。日本でも融資戦略に直結する考え方。 - 投資教育の必要性
「学校教育では教えてくれないお金の勉強」が欠かせないと説く。不動産だけでなく、株式・ビジネスにも応用可能。

私はこの本を読んで「お金に働かせる」という考え方を初めて知りました。不動産投資を始める前に、まずはこのマインドセットを身につけることで、物件選びや借入判断の軸が大きく変わったのを覚えています。
第3位|ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営(加藤ひろゆき)
「借金をせずに不動産投資を始めたい」という人に向けた異色の一冊。
加藤氏は、築古の激安アパートを現金で購入し、DIYや低コスト修繕で高利回りを実現するスタイルを提唱しています。
ポイント
- 小資金で始められる
金融機関に頼らず、数百万円の現金で物件を購入可能。借金リスクを避けられるのが大きな特徴。 - 高利回りの仕組み
物件価格が安いため、家賃が低めでも投資効率が高い。利回り30%超えの事例も。 - 手間を惜しまない戦略
築古物件は修繕や入居付けの手間が多いため、DIYや地域密着の人脈が鍵。 - 地方物件でも戦える
都市部に比べて価格が安く、初期投資を抑えつつ経験を積める。

加藤さんはロマン枠と思っています(笑)
男なら一度はあこがれるスタイルかなってかんじです。
私もこの本で可能性を広げてもらいました。泥臭さはあるものの、「まず1戸持つ」勇気を与えてくれる本です。
第4位|サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣(藤山勇司)
いわゆる「サラリーマン大家ブーム」を作った草分け的な本。
給与所得者が副業として不動産投資を始めるためのノウハウが凝縮されています。
ポイント
- 給与+家賃収入の二本柱
安定した会社員の信用を武器に融資を引き、不動産で資産を増やす戦略。 - 物件選びの基準
キャッシュフローが出るかどうかに徹底的にフォーカス。 - 副業としての位置づけ
本業に支障をきたさず、長期的に不動産を育てるスタイルを推奨。 - 競売物件への挑戦
格安で取得できるチャンス市場として、競売物件を取り上げているのも特徴。

私がサラリーマンをしていた頃、この本を読み「会社員の信用力を活かす」という発想に救われました。時間がない人でも始められる現実的な道筋を示してくれる本です。
第5位|収益性と節税を最大化させる不動産投資の成功法則(藤原正明)
法人での不動産投資や、節税に強い一冊。投資を拡大したい中級〜上級者に特におすすめです。
ポイント
- 節税効果の徹底解説
減価償却、青色申告、法人活用による節税の仕組みを網羅。 - 事業承継・資産防衛
株価対策や相続・事業承継にも直結するノウハウを紹介。 - 収益性と税制の両立
単に節税するのではなく、キャッシュフローとバランスをとる視点を提示。

私は一度FIREしたため、個人では不動産の融資がつかないため、現在は法人での不動産投資を考えています。法人でやりたい方はおすすめです!「節税も資産形成の一部」と考える重要性を学べる本です。
第6位|不動産投資 最強の教科書(鈴木宏史)
投資家100人の声をまとめた、まさに「疑問解消型」の本。
初心者が抱える悩みを網羅的にカバーしているのが特徴です。
ポイント
- 100の疑問と答え
「利回りの見方」「融資の通し方」「管理会社との関係」など網羅的に解説。 - 失敗談から学べる
著者や他の投資家のリアルな失敗談が豊富で実務に直結。 - 初心者向けに分かりやすい
専門用語をかみ砕いて説明しており、最初の1冊にも最適。

私はこの本を「辞書」のように使っていました。疑問が出るたびに開くと必ず答えが載っている安心感がありました。と良いでしょう。
第7位|高卒製造業のワタシが31歳で家賃年収1750万円になった方法!(ふんどし王子)
異色の著者名とストーリー性が特徴の一冊。
学歴や職業に関係なく、不動産投資で人生を切り開けることを実証しています。
ポイント
- 再現性のあるステップ
凡人でも取り組めるよう、実際のプロセスを具体的に解説。 - 「やる気」と「工夫」で道が開ける」
学歴や大企業勤務という属性に頼らず、不動産投資の力で逆転する姿勢が描かれている。 - 読者のモチベーションを高める
自己啓発要素が強く、「自分にもできるかも」と思わせてくれる。

私も貧乏出身ですが、この本のように「属性に関係なく努力と工夫で突破口がある」と知れるのは勇気になります。
第8位|借金ナシではじめる激安アパート経営(加藤ひろゆき)
第3位に続いて登場する加藤氏の著作。
こちらも「築古×現金購入」で借金リスクを排した投資スタイルを解説しています。
ポイント
- 外壁塗装や小さな修繕で物件を再生
安い物件でも工夫次第で入居率を高められる。 - 借金ゼロの安心感
金融機関に頼らずに運営できるため、心理的な負担が小さい。 - 築古物件の可能性を提示
市場では敬遠されがちな築古を「宝の山」と見る視点を養える。

資金に余裕がないときでも「まず一歩を踏み出せる」実例があるのは本当に心強い。私もこうした考え方に何度も背中を押されました。
第9位|都市型不動産投資戦略(中世 健)
地方築古が多い中で、都市型戦略にフォーカスした一冊。
地価や賃料が高い都市部でどう投資を進めるかを解説しています。
ポイント
- 都市部特有の戦略
競争が激しい市場で勝ち抜くための差別化や立地選びの基準。 - 長期安定志向
都市部は家賃相場が安定しているため、長期保有に向いている。 - リスクとリターンのバランス
価格が高い分リターンは低めだが、安全性が高いことをどう評価するか。

私は都市型と地方型の両方を経験しましたが、やはり都市部の安定感は魅力です。この本は「安全に投資をしたい人」に合うと思います。
第10位|不動産投資家のリアル・ルール(上海摩天楼君)
成功している投資家が「何を間違えないか」をリアルに語った本。
机上の理論ではなく、実際の経験から導かれた「ルール集」です。
ポイント
- 成功者が守るルール
拡大していく投資家は「ここを外さない」というポイントを具体的に解説。 - 失敗を避ける知恵
経験者ならではの「やってはいけないこと」が分かる。 - シミュレーションの重要性
現実的な数値計画の立て方が分かるので、実践的。

私も投資を進める中で「守るべきルール」を何度も痛感しました。特に拡大期には「やらない勇気」を持つことが大事だと感じます。
まとめ(全体総括)
今回のランキングは、初心者から上級者まで幅広く対応できる良書が揃っています。
- 第1位と第2位でマインドと基礎を固め、
- 第3位〜第5位で少資金や節税などの具体的手法を学び、
- 第6位以降で自分に合った戦略を見つける
この流れで読むと、不動産投資の全体像をスムーズに理解できます。

私自身、不動産の知識は本から学んだ部分が大きいです。行動する前に知識を入れることで、無駄な失敗を避けられると実感しました。
不動産投資で成功する人ほど「本を読み込む習慣」を持っています。
今回紹介した書籍は、投資初心者の教科書にもなり、経験者にとっても再確認のきっかけになる内容ばかりです。
特に「まずはアパート一棟買いなさい!」と「金持ち父さん 貧乏父さん」は、不動産投資の入り口に立つ人にとっての必読書です。
秋の夜長に、不動産投資の基礎固めとしてぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
ただし!!頭でっかちになってはいけませんよ!
「まだ本を全部読んでないからチャレンジするにはまだ早い!!」
みたいな変なマインドになっちゃうといつまでも出来ませんからね(笑)
なにか困ったことがありましたら、やはり相談するのが一番です。
公式ラインからご連絡くださいね!
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました!